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20年分の経験をもって、、さらに。

日々のできごと

長女は小学6年生。

小学校生活の思い出づくりとして、毎年、保護者が企画・運営する恒例のイベントがあります。

例年は郡上市の施設へ遊びに行っていたようですが、バス代や施設利用料の値上がりもあり、参加率が低くなっていたそうです。
そこで、思い切って今年は体育館で60人が宿泊する、1泊2日のイベントを開催しました。

親も一緒に楽しめるイベントにしようと、4月から計画をスタート。
ドッジボールの子ども対決と親子対決、ケミカルライトダンス、カレーライス作り、逃走中など、手づくりの企画を盛り込んだ2日間。
先日、無事に終えることができました。

前日や当日に協力してくださるボランティアの保護者の方々には大勢恵まれましたが、企画の立ち上げから実行まで、中心となって動いたメンバーは私を含めて3人。
準備に費やした時間は相当なもので、夜9時からの会議や、平日の仕事の合間を縫っての段取りが続きました。

仕事でもイベントの段取りをする機会は多く、比較的得意な方だと思っています。
開催前に準備の大部分を整え、当日を迎えることには充実感があります。

ただ、今回の学校行事は、会社でのマネジメントとはまったく違う難しさがありました。

これまで仕事を通して培ってきた段取り力や先を読む力、周囲を巻き込みながら物事を進める力。
自分の中ではいつの間にか当たり前になっていたこれらの力を、個性も価値観も異なる人たちが集まる環境で、どう発揮していくのか。

会社であれば、共通の仕事や役割、組織としての方向性があります。でも、学校行事では、それぞれに違う考えや事情があり、同じ目的に向かっていても、そこに至るまでの道筋はひとつではありません。
思うようにいかないことも含めて、試行錯誤しながら形にしていく過程には、大きな面白さがありました。

そして、一緒に進めてきた2人が、それぞれの役割を担い、互いに相談し合って、自分の力を発揮していけたことが大きな支えになりました。
違う個性や得意分野を持つ者同士が、それぞれの力を持ち寄ることで、ひとりではできないことが形になっていく。
そんなチームで取り組むことの面白さと心強さを、改めて感じました。

子どもたちが楽しんでくれたことはもちろんですが、今回の経験は、自分自身の力や、仲間と一緒に何かを成し遂げることの意味を、少し離れたところから見つめ直す機会にもなりました。

今回のイベントに限らず、2年生の息子の町探検や、朝の会で本を読む「読み聞かせ」にも参加しています。

私は、仕事では目的に向かって人と関わることができますが、仕事を離れると、人との距離感や関わり方に迷うことが多々あります。
それなのに、最近は何かと学校行事に首を突っ込んでいる自分がいて、自分でも驚いています。

思えば、私が小学校や中学校に通っていた頃、父はPTA会長を務めていました。運動会や学校行事にはいつも何かしらの形で関わっていて、特別うれしいというわけではなかったけれど、決して嫌な気持ちではなかったことを覚えています。

そんな父の姿を見て育ったからなのか、私も自然と学校行事に参加するようになりました。何より、子どもたちがまだ喜んでくれる年頃であることも、うれしい理由のひとつです。

おかげさまで、社会人になってからさまざまな仕事を経験させてもらい、今の自分があります。

慣れた環境に身を置くことの良さもありますが、新しい価値観に触れたり、これまで知らなかったことを吸収したりすることも、今の自分には必要なことだと感じています。

「新卒で入社した会社で四苦八苦しながら身につけてきたことが、まさか20年後にこんな形で発揮できるとは。」

「毎日、反省と改善を積み重ねてきたことで、いつの間にかこんなにも先をイメージする力が身についていたとは。」

今回の経験は、ものすごく大変で正直疲れましたが、これまで積み重ねてきたことが、自分の中に確かな力として蓄積されていたのでは、、と思いたいです。

これからも新しい環境に身を置きながら自分自身を磨き、培ってきた力を子どもたちや地域の方々、そして若い社員たちにも伝えていけたらいいなと思っています。
inoueakiyo

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