Q.お庭の雑草って活用できますか?
草木がどんどん伸びるこの季節、くらしこや事務所のお庭の雑草たちも伸び放題で取っても取っても追いつきません(汗)
格闘しながらも一生懸命に抜いた雑草、皆様はどうされていますか?
一般ゴミに出したり、土に埋めたり様々な処理方法があるとは思いますが、今回はコンポストを使った雑草の活用方法を紹介します。(コンポストは弊社規格となります。)
雑草は、肥料にすることで植物や野菜の成長に役立たせることができます!
簡単に雑草堆肥の作り方を説明します。
【雑草堆肥の作り方】
1.抜いた雑草をコンポストの高さ約10㎝くらいまで入れます。
※落ち葉や残飯を入れてもOK
2.敷いた雑草の上に米ぬかをまんべんなくかけます。
米ぬかがない場合でも雑草堆肥はできます。
しかし、米ぬかで発酵させた場合3~6ヶ月かかるのに比べ、使用しない場合は1年程度時間がかかります。
※米ぬかを振ることで雑草の発酵スピードが上がり、早く雑草堆肥ができます。
※米ぬかの代わりに「コーランネオ」などの酵促進剤を使用してもOK。
(コーラン ネオ 香蘭産業 発酵促進材 - 【通販モノタロウ】 (monotaro.com))
3.雨ざらしにして自然の降水(雨)で水を含ませる。
微生物たちが雑草を発酵させるには水が必要です!
〈もっと早く堆肥にできる方法〉
雨ざらしではなく、水をかけてシートや板を被せておくと発酵熱を逃がさず、発酵の促進につながります。
乾燥しにくく水分を保つことができるので、できる方は是非!
4.1~4を繰り返し、ミルフィーユ状に何層も積み重ねる。
1.雑草を敷く
2.米ぬかを振る
3.水をかける(または雨水を待つ)
〈1〉ー〈3〉を繰り返す。
5.2週間ごとに切り返す。
切り返すとは、発酵中の雑草の上下を入れ替えること。
コンポストに入っている雑草を上から順に外に出して積み上げるとよいです。
または、コンポスト内で上下逆さまになるように空気を入れながらぐるぐる混ぜてもOK
※2週間おきではなくもっとこまめに切り返しても良い堆肥ができます。
切り返しをしないとコンポストの中に紛れ込んでいる雑草の種が発芽してしまいます。(写真)
6. 3~6ヶ月くらいで雑草堆肥の完成。
先日、弊社で約二年ぶりにコンポストを作るワークショップを開催させていただきました。
沢山の方が興味を持ち参加してくださり、ありがとうございました。
二年前に作られたオーナー様からは「土を買わずにすんだ」「咲かなかったアジサイが雑草で作った堆肥を混ぜたら大きくなりました」という声もいただいています。
雑草と一口に言っても、なかにはタンポポやシロツメクサなどのようにかわいい花を咲かせ庭の一部となって彩ってくれるものもあります。
いいなと思った植物は残しながら、そのほかは肥料として役立ててみてはいかがでしょうか。