環境と向き合ったお手入れ<お庭の会2>
clasicomm<クラシコム>、第2回目の「お庭の会」を開催しました!
開催者としてご協力いただきましたのは「岐阜市中の家」のオーナーさま。
お庭の樹木や花々が綺麗に咲いていて、お庭の面積の半分以上を占める芝が青々と輝いています。
今回の「お庭の会」のテーマは、芝のお手入れ内容について。
道具の紹介や日照と水捌けの良し悪しによって芝をエリア別に分けた、エリアによるお手入れの違いを教えていただきました。
実演していただいたのは「芝のサッチ取り」
サッチ取り専用の道具で芝を掻き出していくのですが、この地道な作業を行ない芝に土を入れて休眠期を迎えると、翌年芝が元気に芽を出したり、また芝にサッチが溜まってうまく刈り込めないことを防ぐ効果もあるようです。
1年目に芝刈りをされた失敗談やyoutubeで見つけたお庭のお手入れ道具、そしてサッチ取りの意味。
どれも実践された内容で説得力がありました。
会のはじまりに、ご主人さんがお話くださった言葉が印象的でした。
「手を掛けない庭にしたいが、今の所手が掛かっている。要点が何かを知るのが手をかけないコツだと思っている。インターネットや本はでは答えがない。芝生は、日当たりや水捌けなどの庭環境で手入れの内容は変わると思っている。一般的なことより、私がやっている手入れを伝えます。」
という内容でした。
正解も不正解もないお手入れの中で、お庭の環境と向き合って、できることを探し手を掛けられていることに実践的な内容だけでなく、このオーナー様の思考の仕方も含めて学ばせてもらいました。
お庭の会中、息子さんがタモを片手に虫取りをしていました。このお庭にはたくさん虫がいて、虫取りが楽しいそうです。
お庭には大変さも楽しさもあり、それを家族で分かち合い、生き物の力をすぐそばで感じながら暮らされていることにとても愛情を感じました。
開催いただいたオーナー様とご参加の皆様方、ありがとうございました!
次回のお庭の会は「関ヶ原の家」にて落葉樹の剪定法についてです。
詳しくはclasicommにてご案内していますのでぜひご覧ください。
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