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上土居の家

岐阜市
2025.6
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庭や畑を愉しむ暮らしを思い描き、土地探しからスタートした家づくり。
敷地周辺は柿や栗の木々が季節ごとに実り、住まいの裏手で畑や果樹の栽培を行うことのできるこの土地は、建主ご家族にとってぴったりの場所でした。
建物の配置は、岐阜の風土を映す山々の景色を室内に取り込み、裏手の畑への自然に行き交える動線にするために角度をつけることで奥行きが生まれました。外壁のそとん壁の自然な風合いと色調がこの一帯の景観に馴染み、庭の植栽は、周囲の柿・栗の木々や全体の自然に溶け込むように配置しています。
室内床には力強いカリン材を使用し、それに合わせるように周囲の材種選択をしています。
パティシエとして店を営まれるご夫妻は、時間の経過を感じることのできる素材に親しまれ、玄関やリビングの照明、キッチンなど造作収納の取手に銅の素材を取り入れられました。歳月を重ねるうちに自然に出る色むらが唯一無二の質感を作っていきます。

ご家族5人が集うダイニングテーブルは、1本脚を床に接合することで自由な座り方を許容するデザインにしました。全方向から使いやすく、建主様自ら選ばれたダイニングチェアやスツールが自在に配置され、寛ぐことのできる居場所です。
竣工から半年後にお邪魔しての撮影となりましたが、畑では季節の野菜やいちじく・柿の木が育ち、室内にはウズちゃんこと、うずらも家族になられていました。
建主ご夫妻が職人たちの手業の温度を静かに感じ、そこに個性を柔らかく溶け込ませながら、豊かな暮らしを育まれています。

設計:mononoma
造園:fanlandscape
写真:ToLoLo studio

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