ありがとう。
おはようごございます。
私事で仕事の打ち合わせ等も急遽変更させていただきましてご迷惑をおかけしました。
おかげさまで無事父を見送ることができました。
2日間、本当にありがとうございました。
父は幼い頃に自身の父を亡くし、厳しい環境の中で育ちました。
その後、妻である私たちの母を若くして見送り、
子ども3人を育てるという大きな責任を抱えることになりました。
そんな中で、父は仕事に全力を尽くし、家庭は父の母──私たちの祖母がしっかりと支えてくれました。
私が幼少期は家庭内の父は厳しく、緊張感のある父でした。
仕事の面では、父は40年以上にわたり教育の現場に立ち、
常に前向きに、新しいことに挑戦し続けました。
ITを活用して教育現場の過酷な労働環境の改善にも努めていたようです。
若くして他界した母もまた教育現場で苦労をしていたこともあり、
亡き母にむけてのことだったんだと思います。

私たちの成長と共に
父も随分と穏やかに笑顔を見せてくれるようになりました。

DO SEE PLANで、行動することが大事だ!
face to faceで 相手の立場に立ちコミュニケーションするんだ。
校長室では、お越しくださった方にコーヒーを豆から挽いてもてなし、
決まって「ゆとりが大事なんだよ」と伝えていたようです。
様々な場面で志朗語録?!はいくつもありました。
私も耳がタコになるぐらい聞いていたので、
最後の方は聞き流すほどでした、、、(苦笑)
目を輝かせて大胆なジェスチャーをしながら力説している姿は目の奥で焼きついています。

退職後は父が、食事、洗濯、掃除、お庭の手入れ、、、
私が仕事ばかりしていたこともあり、
家事を率先してサポートしてくれていましたが、

3年ほど前から記憶力と判断能力の衰えるスピードがとても早く、
今年に入っては身体も痩せ、体力も落ちていることが見てわかるほどでした。
私たちも仕事の時間を調整できるようになったので、
今度は私たちが父の暮らしをサポートしてきました。
今年1年かな、、、となんとなく予感をしていた矢先、、、、
父が倒れ、医療の方々のおかげで命を取り留めましたが、
意識が戻らない40日という時間をいただけました。
判断する場面がいくつかありましたが、
父だったらどうするか?
父と過ごしてきた時間、教え、たくさんの愛情を再確認して決断してきました。

おかげで心身ともに父と向き合い、整理することができました。
息を引き取る瞬間も父の手をつなぎ、
最後の最後を一緒に過ごすことができました。
意識のない父も最後の最後に涙を流してくれたのは、
父の最後のメッセージだったんだと思います。

この2日間は、この40日間で父の気持ちを整理してきたいつもりでしたが、
お越しくださった方々のお気持ちもあり乱れっぱなしでした、、、、(汗)
しかし、最後の見送りは、
不思議と頬が緩み、父の意思をしっかりと受け継げたことを確信しています。
父さんありがとう。
そして、いってらっしゃい!
母さん、ばあちゃんにもよろしく!